2011年12月17日土曜日

リューカデンドロン 三種

旅行先なので思ったような花が手に入りません。
比較的長持ちしそうですし、移動するときが楽かもしれませんのでこれらの花たちを選びました。
別々のとき、所で購入しましたが、同じ種類の花のようです。


これは最初に購入したリューカデンドロンです。大失敗がひとつ。何枚か描いた葉のなかに自分に向かって真正面になってしまったものがあることです。
以前に描いたユリのときに、葉が自分のほうに向かった真正面にならないように描くべきであることがありました。
それと、画の下のほうにある花(葉に囲まれているので、表からは、通常ですと見ることができません)を描くときに
何の心の準備もなく描いてしまい、はじめから失敗、途中であきらめてしまったことです。


これは、かっちりと描いてみました。私の性格からみますといままでとはまったく違う雰囲気で描いたものです。
一言で言うならば、面白くない画と感じました。




きっとこの種の花に魅力をあまり感じなかったものとおもわれます。これは花の部分の色が面白いとは思いました。グレイがかったところと、三角の茶色の部分のコントラストが面白いと思いました。

普段描かないものを描くのもいいものだ...ということでしょうか。

2011年12月16日金曜日

菊の花、二種

勝治 誠先生のクラスで描いた、菊の花、二種です。

先生のコメント:

黄色の花の色が不自然であること。
花弁の一枚一枚がはっきりと描かれていない。
葉の付け根などが詳細にわかるように描かれていない。
全体の雰囲気は悪くない。

ということで、全体的には細部の描き込み不足ということでしょうか。
先生の作品は硬い感じがするとご自分でおっしゃっていますが、ムキになるくらい細部を書き込んでいるとも。
それで私がこれから学ぶべき指針を教えてくださいました。


2011年12月6日火曜日

日本でのボタニカルアートのクラス...勝治 誠先生

日本に来ていますが、ここでは神奈川県の勝治誠先生のクラスで教えていただいています。
いままで知らなかったことなどを丁寧に教えてくださっています。
近隣にお住みでしたら、本当にお勧めのクラスです。授業料もとても良心的、カナダの授業料とは比べものになりません。
生徒さんも、いろいろと教えてくださる方、ご親切な方、楽しく学んでいます。
ほんのひと月ほどですが、教えていただいて本当に良かったと思っています。

ここで描いた練習作などを掲載したいと思っていますが、現在UPできる方法がありませんので、
またの機会にしたいと思います。

勝治先生は、非常に丁寧に作品をしあげていきます。セクション、セクションを完全に仕上げていく方法を教えていただきました。
が これがなかなか難しいものです。今までしてきた方法は全体の感じを仕上げてから、細かく描き上げていきましたので、ちょうど逆に描いて行くかたちです。
勝治 誠 ボタニカルアート.アーカイブスをみていただきますと、勝治先生のクラスの概要がごらんいただけます。

2011年11月13日日曜日

イギリスのボタニカルアーティスト協会からの手紙

9月末までに、作品のコピーと申し込み書を提出していました。
この協会の通信講座は、”初心者ではなくある程度の水彩画の知識や技術などがある人”ということが強調されていました。
このブログの管理者のように一年未満のボタニカルアート経験者としては、だめもとでも...と思い提出してみました。





の二点です。

これでコースの費用を支払えば、コースの教材を送ってきます。そして2012年の1月からコースがスタートすることになります。27ヶ月で200点満点のコースです。
入ったもののちゃんとコースを終えることができるか不安です。

次回はコースの詳細をお知らせいたします。

2011年9月4日日曜日

シュウメイギク(秋明菊)...風を感じる花

シュウメイギク(秋明菊)が庭のあちこちに咲いています。秋風を感じるかわいらしい花です。まあるい小さなつぼみもとてもかわいい。ピンクの色はピーチ色がかくれているような、紫色が混ざっているような、結構複雑なピンクです。

最近は大きな葉をもつ植物ばかりを描いていたので、ちょっと調子がくるってしまいました。

先日、イギリスのボタニカルアーティスト協会(SBA)の通信講座に、作品のコピーと申し込み書を送りました。そしてそれが届いたと言うメールを受け取りました。講座内容などもはっきりと書かれていて、結構きちんと講座を管理しているようです。初心者向きではないと、強調していましたので、ボタニカルアートをはじめて8ヶ月あまりの私では無理かもしれません。だめもとで出してみました。

とりあえず、シュウメイギクです。






2011年8月23日火曜日

マルバダケブキ ...というのでしょうか。

確かにフキのようです。ツワブキにも似た花をつけます。
虫が好む味なんでしょうか。毎年、虫が食べた穴がいっぱい。
この葉の裏も表もユニークな色です。ウ~ム...難しい。
薄めの色を何度も重ねていって、深い色を出そうというプランです。
葉が大きいので何回もの大量の水分の着色に耐えられる300ポンドの画紙で描いています。
この厚い画紙、とってもいいのですが、お値段が高いのが難ですね。



あっ、この画を見て忘れ物を発見!
実はこの紫色の茎には、白い毛が生えていました。
不透明のチタンホワイトでしたっけ?それでかきくわえます。

原画が大きいので是非大きく表示してみてみてくださいね。

2011年8月16日火曜日

タイサンボク (常緑白木蓮)

大場秀章という方の本”植物学と植物画”という本をよんでいましたら、タイサンボクという植物画が掲載されていました。それで私が描いていたのは、このタイサンボクと判明いたしました。

この木の葉の練習に二枚目も描いてみました。どちらかと言えば最初の画の方がよいような気がいたします。どうも私は同じ植物を同時に何枚も描いたりするのは、気が乗らなくなるタイプらしいです。

まっ、とりあえずタイサンボクの画です。
ちなみに二枚目はいつも使っている140ポンドではなく、厚めの画紙を使ってみましたが、やはりこの厚めの紙のほうが使いよいですね。欠点はちょっと値段が高いことでしょうか。







2011年8月11日木曜日

常緑白木蓮

白内障の手術後、眼に不具合が生じまして、真っ白い画用紙を見ると星が降るように見えます。で 一ヶ月くらいの間はとても画を描くことができませんでした。現在もまだまだ★だらけですが、無視しようと戦いつつ描いております。

一ヶ月のブランクの後は、最後から二番目の花の常緑白木蓮です。以前からこのなんとも気品のある花を描いてみたいと思っていましたので、このチャンスを逃したくありませんでした。でもこの花、約一日半くらいしかもちません。その後はあっという間に茶色と化してしまいます。美しい、若いときが短い美女のようです。

葉はちょっと厚みがあり、プラスティックのような感触、裏はビロードのような感じです。とても難しい…というのが感想でした。

時間をじっくりとかけて描くのが苦手な私には、良い訓練なのですが、例のごとく”じっくり”はどうもマスターできていません。

描いている間、なんとも言えない香りをたのしみました。


2011年7月1日金曜日

キュートなユリ、ロリーポップ

なんだか毎年少しずつ花が小さくなっていくような気もしていますが、取あえず今年も忠実にさいてくれています。この花を見るたびに、うまいネーミングなどと思いながら、どんな人がつけたんろう…と。

花弁の縁のほうについている花色なんとも言えずすてきです。
香りはありませんが、かわいいので許せます。
葉は明るくも暗くもなく、花にあわせて小ぶりです。

用紙はファラブリアーの白っぽいほうを使っています。
細長いピースが残りましたので、ユリのステムを一本、ちょうどでした。
54cmx22cmです。
どなたか、この画が欲しい方って存在するんでしょうかね…一人寂しく描いていると、フト そんなことを考えます。


2011年6月28日火曜日

ハーブたち(セージ、タイム、チャイブ、ローズマリー、ミント)

セージの花にハチドリがたくさん来ます。
窓からみるときれいな紫色です。
今描かないと来年まで待たなくてはいけなくなりますね。
それで急いで、ミントやチャイブなどを集めてハーブを描くことにしました。

チャイブの花はほとんど種ができていますから、これは種のケースのいろですね。

ハーブの葉の色がさまざまで花のようにきれいです。

2011年6月27日月曜日

濃いピンク(深紅)の芍薬

深紅の芍薬もさいています。花びらは半八重咲きのような感じです。

いろいろな花が咲いているなぁと感心していたら、もう6月も終わり、9月末の英国のボタニカルアーティスト協会の通信講座の申し込みもそんなに遠くの話ではなくなりました。申し込みを受理されるかどうかはわかりませんが、取あえずやってみようかと思ってはいます。ダメモトです。作品のコーピーを郵送するだけですので何ということはありません。初心者のためのコースではないと強調しているだけなのか、上級者でなければダメなのかは判明しません。

が OK がでたとしても、コースをきちんと終了するのが大変なんでしょうか。その辺はわかりません。ちゃらんぽらんの正確のこの私にはだめかも。

取あえず、濃いピンクの芍薬です。

2011年6月21日火曜日

淡いピンクの芍薬

芍薬が咲き出しました。
最初に花開いたのは、淡いピンクの芍薬です。
この花はピンクの部分とクリーム色に見える部分が入り混じっています。
花も難しいと感じましたが、葉のほうもかなり難しい気がしました。
ボタニカルアートを勉強しだして5ヶ月半くらい、異なる花を描くたびに異なるチャレンジ、むずかしいものですね。

ウェット オン ウェット で色を入れていくと、勢いあまって乾かすのが待ちきれない気持ちになることも度々あります。これがいけない様です。鮮明に描くのには、完全ドライが欠かせません。

スローダウンすることを学ばなければいけません。

イギリスのボタニカルアーティスト協会の会員アーティストの画をみると、全体的に日本のボタニカルアーティストたちよりも、色々なスタイルで描いているような気がします。

日本人は几帳面なせいでしょうか、本当にきれいに描く人たちが多いのですが、似ている画風を描くアーティストが多いように思えます。こうでなければならない…みたいのがあるんでしょうか。

可愛らしいネギボウズ?

ボタニカルアートの先生、エリザベスの話ではどうも葱の仲間らしいです。
可愛らしい葱坊主ですね。坊主じゃありませんが…

描くのが思った以上に面倒で、すべてをAboutでやってきている人生のなかでは難業のひとつのようにおもえました。全体の感じはいいのですが、一つ一つの花を正確に描くのができませんでした。これから勉強することが山盛りあって”うれしい”。

花がふわっとして花びらではなく、プラステックのように動きません。なにがあっても自分を変えない人意思の固い人を連想させます。でもちょっと見た目には可愛らしい…そんな人。

ではその可愛らしいネギボウズ。

2011年6月14日火曜日

菊に色を塗りました

先日の菊の花に水彩で色をつけました。
色をつけていく段階で、このスケッチのまずい点をたくさん見つけました。

それでもう一度チャレンジしてみたいと思います。
一枚一枚の花びらの角度が変です。反省してスケッチからやり直し。

花の色もとても難しいと思います。
失敗していると思った時点で、やはり、やる気をなくしました。葉も満足にできていません。

今年最初に咲いたメダリオン咲きのばら

名前はわかりませんが、毎年一番先に開花するバラを描いてみました。メダリオン咲きというんでしょうか、小さな花びらが山盛りあって、それでいてお椀状に丸くならずに扁平な感じになります。
前から見ると豪華ですが、横から見ると貧相です。

一つ一つの花びらをスケッチしていくと、迷子になります。4つのセクションに分かれていて少し渦をまいているような、巻いていないような。色は花びらによって様々です。

葉は薄く下のほうに丸くなっています。とげはカットしたバラには見当たりません。
ギザギザ(鋸歯)というでしょうか、結構荒いギザギザがついています。

花は全体に水で塗り、その後薄いピンクを掛けていき、後は一枚一枚丁寧に塗っていきました。おわって時点でよく乾かし、全体の色をみて淡い色でグレーズしていきました。

葉はルドォーテ感覚になってしまいます。最低5枚は模写しましたので。

2011年6月11日土曜日

鉛筆画のレッスン

鉛筆画の最初のレッスン。水彩で描くときは線だけで描き、消しゴムで本当に見えるか見えないかというところまで消していましたので、鉛筆で陰影をつけていくのが難しいと感じました。

鉛筆は今日はシャープペンのHBで描きました。真ん中を見据えて、周りの目立つ花びらをいくつか選び、時計のようにぐるりと花びらをつけていきました。その後はぐるりとするのが少し大変になりますから、放射線状に仕上げていきました。影の濃淡を線や点が残らない描きかたを使っていきました。
力の入れ具合をコントロールしながらです。
下の葉が思ったよりも下に来てしまいましたが、良い練習になりました。これはこれで良しとして、また練習したいと思います。

クラスでは前に出ているものは前に…ということで立体的に描くということなのでしょうか。これもかなり難しいですね。

明日はこれに水彩を入れて行こうと思っています。

ちなみに鉛筆で描く方法には三種類あるらしい。
線だけ、斜線など細かい線で影をつけていく方法、滑らかに影をつけていく方法などです。

上手な鉛筆画はトーンがすばらしく、自然に色を連想してしまい、錯覚を起こしそうです。修行がたりません。当たり前ですね。一作目でした。下の写真を見て、もう少し濃淡に変化を付けようと思いますが、明日色をつける関係上、あまりダークにするのは控えておきます。

2011年6月9日木曜日

ルドォーテのバラを縮小してギフトで差し上げましたが…

縮小して模写って意外と難しいんですね。
プロポーションが違ってきてしまったり、写真のとおりには行きません。
この画は差し上げましたので手元にはありませんが、あれでよかったんでしょうか。
後の祭りではありますが、やはり模写は、特に縮小模写は気合が入りません。
またの機会に上手に丁寧にやり直したいと思います。

自分の好きな花を実際に実ながら描くのとは、思い入れが違いますね。
まぁともかく、マネッコのお遊びでした。



2011年6月8日水曜日

アイリスを仕上げました。

眼の手術を終えて、ブロンズ色が混じったダッチアイリスを仕上げました。
花を描いてから葉を描くまでに間が空いてしまったせいか、ちょっと調子がいまいちです。

葉の感じをどう描くと良いのか、ちょっとわかっていないようですが、ガーデンに別の色のアイリスがありますので次回は色違いのアイリスを描きます。

やっと仕上がった白牡丹

毎年大きな花をつける白牡丹。開いたら直径が24cm以上ありました。
最初からこの開ききった牡丹を描きたかったわけではありません。つぼみをガーデンから摘んで描いていたら3時間くらいでこれ以上開けない状態に陥りました。
仕方がないので、こちらも開き直り、これを描きました。牡丹の開花はあっと言う間に終わってしまい、別の花を描く時間もありませんでした。

今回のレッスンは鉛筆でしっかりと描く練習です。牡丹の花の形を2Hのシャープペンで時間をかけて描きました。通常はアウトラインのみ、あとは水彩絵の具で描いていくやり方をしていましたが、鉛筆の上から色をつけていくやり方をためしてみたかったからです。次回は葉のほうもやってみたいと思います。白を紙よりも白く描きたかったのですが、ちょっと無理のようです。力不足、研究不足でしょうか。

定番どおり花の回りに葉を描きました。ほとんど真上から見た白牡丹です。

2011年6月3日金曜日

ゾウさんの耳…みたいな葉の宿根草

冬でも大きな葉が残っています。春になるとピンクの花をつけます。
本当に大きな葉です。冬の寒さで葉の縁が赤茶色になって模様のようになります。
名前がわからなかったのですが、バージニアと言うそうです。

この画では本当に大きな葉を練習したいと思って描きました。
画用紙一杯になってしまう葉です。
水分をたっぷりと含む太めの筆で描いていきましたが、べた塗りをしてしまうとあまり面白みがないような気がします。

先生のエリザベスさんが見せてくださった葉を思い浮かべてしまいました。プレーヤープラント
をごらんください。実物よりも大きく描かれた一枚の葉、本当に丁寧にえがかれています。葉の質感も良く出ていますし、さすがです。

先生の画の後ですが、ご覧ください。


不注意にも、絵の具のしずくを落としてしまいました。ちょうど何も保護しないままで描いていました。
そこに仕方がないので、落款を押しました。ごまかしてますね…フフ…

チューリップを練習

ボタニカルアートを学び始める数ヶ月前に描きました。
用紙がスケッチ用の90パウンド、コールドプレスのものでボタニカルアートには適していません。
でもそのころはそんなことは知らないし、幸せな気分で描いていました。
小さなサイズのかわいらしい?絵です。

色は少なくとも現在とあまり変わらず、進歩ないということでしょうか。







日本語で小さくチューリップの名前を書きとめておきました。

ちょっといたずら…バラの画家 ルドゥーテ模写で勉強

ルドゥーテ、バラを描いた画家として有名ですね。
実は私はバラの花が大好き。ボタニカルアートに興味を持ったのも、彼のバラの画を見たからかもしれません。そしてバンクーバー付近の私の庭でもバラの開花がはじまりました。

模写で画の勉強をする方をNYなどのミュージアムでたくさん見かけました。そこで私もたまたま購入したルドゥーテのバラの本をお手本に模写してみました。これって著作権の侵害になるんでしょうか。まぁ侵害になるほど上手ではないので…しかし、念のためにこの画像はコピーをしないでくださいね。

ルドゥーテのバラの画は肉筆画ではなく、東海道53次の広重のように版画だそうなので、実際の肉筆画とは違うんだろうなぁ…などと思いながら模写しました。


2011年6月2日木曜日

ダッチアイリス ブロンズ色

この紫色とブロンズ色の組み合わせ、いつも驚きの感動で見ています。この画像では紫色がブルーになってしまっていますが、実際の画はもっと赤い紫です。紫とピンクに通常問題があります。

このアイリス、形はジャーマンアイリスよりもずっとシンプルですが、凛としていてすきです。そしてジャーマンアイリスよりも少し長く咲いてくれます。

ニ、三日画を描く時間が取れませんので、花がしぼんでしまう前に、とりあえずここまで仕上げて掲載、あとは葉を描いて完成というか一応完成したときにまた掲載いたします。

しかし、このブロンズ色は一体何色で描くと良いのでしょうか。赤紫に茶色がまじったような、少しグリーンもはいっているような。ブルー、赤、黄色、黄土色、オレンジなどの色を全部使ってみました。

また見る角度によっても、色具合がちがいますから、光、角度などを同じにしないと違うものに見えます。


2011年5月31日火曜日

失敗したクリスマスローズ

新しい画用紙に向かうとき、なんだかドキドキします。どんな風に仕上がることやら…
描く画がすべてうまく行く事は、私の場合ありません。下絵の段階では、まあこれで行こうとはじめても
色を入れていく過程でなんだかちょっと違う…というのがあります。直せるものは、気力と思い入れで直しますが、構図がうまく作動していない場合は無理、失敗です。

今回はそんなクリスマスローズを掲載します。
植物に忠実に描こうと努力、そうには違いありませんが、葉もなんだかだらしないし、茎の様子もうつくしくありません。ただひとつ良いのは、花の色でしょうか。これからの勉強、記録と参考に掲載しておくことにしました。捨ててからでは遅いので。

2011年5月30日月曜日

パンジー

おおきな花をつけたパンジーを描きました。以前はきれいな紫色を作るのに苦労していましたが、”Blue and Yellow don't make Green" という本を最初のクラス中に読んでから、少しは簡単にすきな紫を作ることができるようになりました。

そこで紫色のパンジーで色の勉強です。葉の描きかたを勉強する必要がありますが、取あえず花に焦点をしぼって。



いいかがでしょうか?花弁のフリルをもうひと工夫できそうです。用紙の端に線を引いて色のテストを記録に残すアイデアをクラスの先生、エリザベス.マンシーニさんから教わりました。なんかこれもかわいらしい!後で見ても勉強になるし。

2011年5月29日日曜日

バンクーバーでもソメイヨシノ

先日TVでソメイヨシノの遺伝子は世界中のソメイヨシノ、全部同じとかやっていました。つまりソメイヨシノは自然に種で増えることはなく、挿し木や接木など人間の手を加えたものらしい。それで遺伝子がおんなじ…ということになるらしです。エドヒガンとオオシマザクラのこの桜は色合いのやさしさ、まあるくなって咲く形、葉があとからでるために、あたり一面あの桜色のかすみのような雰囲気、本当にきれいですね。

ここでも美しいソメイヨシノが開花したときに、散る前にと思い、ちょっぴり急いでえがきました。でもあの本物の美しさにはまったく及びもありません。

早春のガーデンに咲く清楚な水仙





この水仙、水に映る自分の姿に見とれたナルシスとは感じが程遠い小さな目立たない清楚な感じです…でもその清楚さに惹かれたのかな?

この花を描いていて気が付いたことは、どの株というのでしょうか、葉が三本と一本の花の茎でできています。そしてその花の茎には各々2つの花がさきます。下のほうはくるりと白っぽい皮で覆われています。この水仙は残念なことに香りはありません。

薄き色の花はほとんど白い花を描くときと同じ扱いでよいのでしょうか。この水仙を描いた時点ではボタニカルアートをはじめて二月もたっていなのでまだ白の花は描いたことがありませんでした。
今現在、はじめてから4ヶ月と半、庭の白ボタンなどと格闘中ですが、どうもいまいち要領をつかめていません。しかしこの水仙、小さいのでどうにか仕上げました。

この画も細長い花にあわせて、Fabriano 300g(140lb) 30.5X45.5 ホットプレスを半分にきったサイズです。

最初のクラスではArches のホットプレスを使いましたが、セールをしていたという単純明快な理由でFabrianoを使ってみましたが、とても気に入りました。このブログをご覧になってくださっている方もお気に入りがあるとおもいます。アドバイスやコメントなどくださると経験浅いボタニカルアーティストになりたい私にはとってもうれしいです。

余談ですが、日本語で書いているにもかかわらず、カナダ国内やアメリカ、驚いたことにオランダやドイツのかたがたが、ちょっとでものぞいてくださっていること、とても励みになります。ありがとうございます。オランダにやさしげな絵をかくナチュラリストのマロリン.バスティンさんがいらっしゃいますね。

フリティラリア.メレアグリス…かわいい市松模様の花

日本の気候では育ちにくい花のようですが、ここバンクーバーでは簡単に咲いてくれます。去年の秋に球根を買い足して植えていたのをわすれていましたので、庭のあちこちに咲いてくれたときは思いがけないプレゼントをいただいたような喜びでした。物忘れする年もいいものです。

早春に、本当にまだ寒いときにさいてくれるかわいい花です。

細長いイメージですので、それにあわせて縦長の用紙に描いてみました。
市松模様をあまり気にせずに、全体の調子を決めてから模様をかいていきました。
全体的には市松模様ですが、近くで観察すると非常に複雑な模様をしています。
これを自然に見えるように描いていきます。葉はグレイがかった線状です。先が特徴的。

2011年5月28日土曜日

ハイブリッドのユリ…クロに近い赤

スーパーに行ったときに、眼にはいった黒っぽいユリの花。
小さな鉢植えでしたので、ボタニカルアートのクラスに持っていくのにちょうど良いかな…でお買い上げ。

描いていて気がついたのは、花弁の数とおしべの数がほかの花は同じ数なのに、メインに描いている花は8本あります。これはまずいかもしれませんね。奇形に違いありません。交配を重ねて作った品種はこんなことがたびたび起こるのでしょうか。

植物画を描くときには、よ~っく観察をして描かなければいけなんですね。良いレッスンになりました。

葉の付き方が上手に描けませんでした。このアングルを決める前に、植物を解りやすく描けるかどうかを検討する必要もあるんですね。

花の色は結構気に入りました。引き締まった感じですきない色合いです。下のほうに行くにしたがって葉の色は薄くしていきました。





2011年、春の終わりのチューリップ…ならんだ、ならんだ

縞々のチューリップが気になっていました。今描かないともうすぐ散る…というところでしょうか。ガーデンでみると結構きつい感じでそんなにすきではありません。でも一生懸命に咲いているところが(なんだかすごく長持ちしています。)無視ではかわいそうなので描くことにしました。

オウムの羽を思わせる色とりどりがはいったチューリップは実は写真から描いたものです。これはバツでしょうか。あまりにも面白い色だったのでついつい。花弁の減りのほうも羽のようですね。

現在眼が不自由ですので、治りましたら、もう少し手をいれますが一応UPです。



2011年5月26日木曜日

白のデルフェニア

白のデルフェニア、寂しげな花ですが、グリーンと白の組み合わせがすきなので描いてみました。
ブルーの花のようなインパクトはありませんが、白を白い紙の上に描くという勉強になります。
グレー(いろんな色の組み合わせ)といっても、驚くほどたくさんの色があります。白い花が汚らしく見えてしまってはいけないし、葉の色と一緒に見てさわやかな感じに仕上げたかったのですが…
まぁ最初ということで。
例によってあまりほめられた写真ではありません。

この画のグレーはフレンチ ウルトラマリンに カドミウム レッド などを組み合わせてみました。
基本的に一度にたくさんの色を作らないので、そのときそのときで色にムラがあります。バリエーションということにしておきます。




以前よりは少しましな画像かもしれませんね。

2011年5月25日水曜日

八重桜

ソメイヨシノを描いたときのように、急いで描かないと、あっという間に終わってしまう桜の花。
それだから美しいだけではなく、実際描くためにじっと見ていると、自然の色のすばらしさ、奇跡のような色だなぁ…とつくづく感じさせられます。

八重桜のあでやかなピンク、ソメイヨシノとの違いがよくわかりました。今まで私は何をみていたんでしょうね…。このピンクはブルー系ではなく、暖かいピンクだと思ったので、カドミウム イエロー ライトを少しだけ混ぜました。





ちょつとはましな画像を取ることができるようになりましたので画像を交換しました。

私はどうしたらいいんだ…クックック(むせび泣き)…という気持ち。

片目で画が思うように描けません

先日片目の白内障の手術をしました。現在片目ずつ好き勝手な焦点を結びます。細かいものを見ていると吐き気をもよおすときもあります。しかし習性といいますか、絵筆をもって何かを描いてしまいます。眼の大切さを思い知らされています。

しかし片目を手術したことで、気づいた事もあります。手術したほうの眼で見ると、クリアーな光が入ってくるせいでしょうか、白いものが白と認識できます。手術していないほうの眼で見ますと、薄くブラウンをかけた様に見えます。つまり色が鮮明にみえます。ArtisticoのTraditional White Hot Pressedという、画紙を使っていますが、手術前の眼でみますと、クリーム色にみえます。本当の色はもっと白い色なんですね。これって私の水晶体がにごって茶色になっていたようです。

”ためして合点”では老化によってAGEという物質ができ、水晶体もブラウンになってくるといっていましたが、まさしく、思わず”合点”をしてしまいました。


さて、なが~い前置きになってしまいましたが、ボタニカルアートのお話です。春のチューリップももうすぐ終わり、今年最後のチューリップを描きました。

いま、アップするための写真の撮り方の情報を聞いていますが、まだ思うようにできていません。





はっきりした色の花をかきました。淡い色は眼がとても疲れます。

2011年5月13日金曜日

デルフェニアのブルーに挑戦

ピンクの花をず~っと描いていた様な気がしていました。
そこで、何か青、Something Blueを描いてみました。
私のガーデンのデルフェニアはまだ40cmくらいで花芽が付いているだけなので
お花やさんに行ってみました。きれいなブルーと白のデルフェニアを発見。残念なことに葉はついていません。

ブルーのグラデーションが面白いですね。この画は上のつぼみから描きましたが、これは失敗!下のブルーから描くべきでした。濃い色からはじめたほうが変化をつけやすいことと、重なり合った部分を描くのが、多分描きやすいことです。使ったブルーは 主に、ダヴィンチのフレンチ ウルトラマリン、W&Nのウィンザーブルー、ウィンザーヴァイオレットなどです。

画像がよくありませんが、よくとる方法がわかりません。プロの方に頼むと一枚50ドル(カナダドル)だそうです。現在のところ、これは少し高すぎなのでパス。クラスメイトの一人は2枚頼んで、その画像をアメリカン ボタニカルアート協会のサイトに送ったそうです。そこで掲載されることになりました。近い将来そんなに上手になれるといいなぁ…などど妄想中です。
米国ボタニカルアーティスト協会をご覧ください。そこのメンバーのギャラリーというところでしょうか。

取あえず、デルフェニアです。


モニター上でみるとブルーの色が実際の色よりも温かみのない色になっています。実際はもう少し紫がかっています。

2011年5月7日土曜日

クラブアップル (エゾノコリンゴ)

5月になってもまだ寒いバンクーバーですが、エゾノコリンゴが咲き始めました。花びらの形は梅のように丸い感じですが、葉がリンゴのようです。桜と違い、最初からピンクの愛らしい花と対照的に若草色の葉があって全体的にかわいい印象の色合いです。

クラスの先生の話では、一枚の画を仕上げるのに一ヶ月、2ヶ月かけるアーティストも多いようです。しかし、花の一つ一つを丁寧にゆっくりと描くことが、どうも苦手な私のようです。これを克服しなければ
本格的なボタニカルアートとしての植物画はかけないのかもしれません。イギリスのSBA の通信講座をとって腰をすえて、肝もすえて勉強する必要があるかもしれません。

花の色は桜とは違い、なんとなくオレンジが入っているような色合いです。
葉は明るめのグリーンでPhthalo Greenというのをほんの少し使っていろいろなイエロー系と混ぜたりして作りました。以前でしたら出来あいの、サップグリーンなどに色を足したりして描くところです。個人的にはこのサップグリーン、すきです。

2011年4月29日金曜日

94歳の友人たちの結婚記念日にチューリップの手作りカード

庭のチューリップのつぼみ、室内に入れたとたんに見事に開きました。
ちょっと淡い色ですが、友人の結婚記念日のカードに。
仲良しご夫婦をマルハナ蜂(それともクマン蜂?)にみたてて。
透き通るような色のチューリップです。一昨日とどいたばかりのウィンザーニュートンのカドミウムオレンジとパーマネントローズ、カドミウムイエローライトで淡い色に仕上げました。影の部分はカドミウムレッドディープとウルトラマリンです。
影には紫っぽい色がはいるとよいようですが、使い方をまちがえると全体がなんとなく寒い、寂しい色に仕上がってしまいます。これはケチケチつかったほうがよさそうです。

チューリップは形もですが、色で表す感じですね。



まずは開花したモデルのチューリップ。こんなやさしい色の花です。




実物はもう少し濃い色に仕上がっています。
これではちょっぴり寂しいのでマルハナバチを二匹。





さぁて、今夜の結婚記念のディナーに差し上げることにします。ちなみに彼らの結婚記念日と私たちのとは同じ日です。それでいつからか一緒に食事に行くのが恒例になりました。94歳のご主人様、いつまでもお元気で。

2011年4月27日水曜日

春が来たので明るいチューリップ

春が来ました。
いつもの年よりも心が痛い春、少しばかり明るい画を見たくってチューリップを描いてみました。
庭にはいろいろなチューリップがさいています。本当に赤、白、黄色 ~♪のようにかわいいですね。
あまりボタニカルと意識しないで楽しく。
まだ少し仕上げが甘いのですが、かわいいと思ったのでUPです。
チューリップはほんの短い時間で、すぐにダンスを始めます。
おいかけっとのようです。



2011年4月26日火曜日

白いクリスマスローズ

勝手に増えたクリスマスローズのなかに、ソバカスのような模様のものもありました。早速、花がきれいなうちにと描いてみました。

ボタニカルアートとして描くのに、一応日本人の私としては、本当にまじめに、四角四面的に、”写実的に”とらわれて植物を見たときに受けた印象などを置き去りにしているかもしれないと感じているこのごろです。つまりカチカチに直立不動的な植物画になっているような。以前好きなように花を描いていたときの画のほうが好きなような気がするときも…。

一枚一枚と描いていくうちに自分の”画”ができてくるのかもしれません。写実的に描くのですが、植物の選択、アレンジメントや構図など自分をあらわすところは山盛りありますね。

写真をとる技術、知識が欠けています。なんとかもう少しクリアーな明るい画像が掲載できるように努力しています。以前に掲載した画像と5/30/2011のものです。少しはましになりましたでしょうか。


2011年4月22日金曜日

クリスマスローズが庭のあちこちに咲きました。

今回の花はクリスマスローズ。葉の色、形、ともにちょっと”しぶい”花です。数年前に一株を植えたのですが、世話要らずで勝手に繁殖してくれています。それも親株とは違う色が出てきたりして、興味深い植物です。

この花は葉の光具合とか、葉の付き方が面白く、特有なのでそこをプロの方たちはきれいに、鮮明にかいています。その細かいところがうまくかけていません。マンシーニ先生のはなしでは、一晩乾かしてから重ね塗りをすると絵の具がきれいにのって描けるということです。

二輪描いた画のほうは葉を後ろのほうに鉛筆で描き、半分を塗らずにおきました。葉の位置がもう少し上だとよかったようです。

余談ですが、バンクーバーでボタニカルアートをやっていくのは、非常に孤独な感じ。先生は病弱ですし、系統的に継続して勉強できるところがありません。日本のすばらしいボタニカルアーティストはどんな具合に学んだんだろうなと思うこのごろです。ちなみにイギリスのSBA(ボタニカルアート協会)では、27ヶ月のボタニカルアートの通信講座をやっています。でも初心者向けではないと明記してあります。こちらはあからさまに初心者だし…。出口が見えない感じで、しおれそうです。

ともかくクリスマスローズです。
 一枚目は練習した記録、右側には混色を記録しています。こんな風な画もいいですね。混色記録をきりとれば普通の画にもなりますね、最初からそのようにプランして描けば。




二枚目は一応画です。鉛筆画の保存には、こすれても大丈夫なように、フィックス用のスプレーなどを使うんでしょうか。鉛筆画はこれから勉強しようと思います。
鉛筆画には①線描き②点や線で影などを入れたもの③線や点は使わずに滑らかな鉛筆の濃淡で描いたものなどの種類があるようです。

まだまだたくさん学ぶことがあって、たのしみ、たのしみ。