2011年4月29日金曜日

94歳の友人たちの結婚記念日にチューリップの手作りカード

庭のチューリップのつぼみ、室内に入れたとたんに見事に開きました。
ちょっと淡い色ですが、友人の結婚記念日のカードに。
仲良しご夫婦をマルハナ蜂(それともクマン蜂?)にみたてて。
透き通るような色のチューリップです。一昨日とどいたばかりのウィンザーニュートンのカドミウムオレンジとパーマネントローズ、カドミウムイエローライトで淡い色に仕上げました。影の部分はカドミウムレッドディープとウルトラマリンです。
影には紫っぽい色がはいるとよいようですが、使い方をまちがえると全体がなんとなく寒い、寂しい色に仕上がってしまいます。これはケチケチつかったほうがよさそうです。

チューリップは形もですが、色で表す感じですね。



まずは開花したモデルのチューリップ。こんなやさしい色の花です。




実物はもう少し濃い色に仕上がっています。
これではちょっぴり寂しいのでマルハナバチを二匹。





さぁて、今夜の結婚記念のディナーに差し上げることにします。ちなみに彼らの結婚記念日と私たちのとは同じ日です。それでいつからか一緒に食事に行くのが恒例になりました。94歳のご主人様、いつまでもお元気で。

2011年4月27日水曜日

春が来たので明るいチューリップ

春が来ました。
いつもの年よりも心が痛い春、少しばかり明るい画を見たくってチューリップを描いてみました。
庭にはいろいろなチューリップがさいています。本当に赤、白、黄色 ~♪のようにかわいいですね。
あまりボタニカルと意識しないで楽しく。
まだ少し仕上げが甘いのですが、かわいいと思ったのでUPです。
チューリップはほんの短い時間で、すぐにダンスを始めます。
おいかけっとのようです。



2011年4月26日火曜日

白いクリスマスローズ

勝手に増えたクリスマスローズのなかに、ソバカスのような模様のものもありました。早速、花がきれいなうちにと描いてみました。

ボタニカルアートとして描くのに、一応日本人の私としては、本当にまじめに、四角四面的に、”写実的に”とらわれて植物を見たときに受けた印象などを置き去りにしているかもしれないと感じているこのごろです。つまりカチカチに直立不動的な植物画になっているような。以前好きなように花を描いていたときの画のほうが好きなような気がするときも…。

一枚一枚と描いていくうちに自分の”画”ができてくるのかもしれません。写実的に描くのですが、植物の選択、アレンジメントや構図など自分をあらわすところは山盛りありますね。

写真をとる技術、知識が欠けています。なんとかもう少しクリアーな明るい画像が掲載できるように努力しています。以前に掲載した画像と5/30/2011のものです。少しはましになりましたでしょうか。


2011年4月22日金曜日

クリスマスローズが庭のあちこちに咲きました。

今回の花はクリスマスローズ。葉の色、形、ともにちょっと”しぶい”花です。数年前に一株を植えたのですが、世話要らずで勝手に繁殖してくれています。それも親株とは違う色が出てきたりして、興味深い植物です。

この花は葉の光具合とか、葉の付き方が面白く、特有なのでそこをプロの方たちはきれいに、鮮明にかいています。その細かいところがうまくかけていません。マンシーニ先生のはなしでは、一晩乾かしてから重ね塗りをすると絵の具がきれいにのって描けるということです。

二輪描いた画のほうは葉を後ろのほうに鉛筆で描き、半分を塗らずにおきました。葉の位置がもう少し上だとよかったようです。

余談ですが、バンクーバーでボタニカルアートをやっていくのは、非常に孤独な感じ。先生は病弱ですし、系統的に継続して勉強できるところがありません。日本のすばらしいボタニカルアーティストはどんな具合に学んだんだろうなと思うこのごろです。ちなみにイギリスのSBA(ボタニカルアート協会)では、27ヶ月のボタニカルアートの通信講座をやっています。でも初心者向けではないと明記してあります。こちらはあからさまに初心者だし…。出口が見えない感じで、しおれそうです。

ともかくクリスマスローズです。
 一枚目は練習した記録、右側には混色を記録しています。こんな風な画もいいですね。混色記録をきりとれば普通の画にもなりますね、最初からそのようにプランして描けば。




二枚目は一応画です。鉛筆画の保存には、こすれても大丈夫なように、フィックス用のスプレーなどを使うんでしょうか。鉛筆画はこれから勉強しようと思います。
鉛筆画には①線描き②点や線で影などを入れたもの③線や点は使わずに滑らかな鉛筆の濃淡で描いたものなどの種類があるようです。

まだまだたくさん学ぶことがあって、たのしみ、たのしみ。





2011年4月18日月曜日

最新のスタディ…二十世紀梨の白い花

以前に描いたものがマンシーニ先生のところにあります。
来週にはその画をUPできると思います。
そこで今日は一番最新の梨の花です。

先生の話によると、葉などは透明な色を選んで使い、何層も塗り重ねていくと、奥行きの深い
きれいな色に仕上がるとか。

しかし私が何層も重ねて色を出そうとすると、なにやら重い感じの色、透明感のない色になってしまうようです。今回の梨の葉はそんな練習をしてみました。





なにやらデジカメでとったまんまなので、バックの灰色が気になりますね。
もう少しましな映像を研究いたします。

2011年4月14日木曜日

結局最初の6回のコースでは、ボタニカルアートがどんな感じのもかが、うっすらと解ったような気がします。今まですきに、気ままに描いてきた植物の画だけではなく、植物をよく観察して、細部までよく観察し、それを画に反映させた画を描かなければいけないようです。

でも、描こうとするその花がすき、じっくりと見たい、何かを感じる、その美しさやら、興味深いところやら、不思議さやらを画にあらわすように努力してみる。つまり…その描こうとする対象から何かを感じないと、本人なりに気に入った画が描けないかもしれません。

ただ描くだけでは詰まりませんものね。

6回のコースで何人かのクラスメートが描いていたプリムラ、葉っぱが凸凹していて、よい練習になるかもしれないと選らんでみました。6回コースの後、次のコースがはじまる前に描きました。葉のグリーンが、以前でしたら、既製のホルベインのオリーブ、サップグリーンを使っていましたが、アメリカ製のダビンチの水彩絵の具で、既製グリーンは使わずにカドミアム イエローやフレンチ ウルトラマリンなどでグリーンをつかっています。既製グリーンのほうが透明感があるような気がします。インストラクターのマンシーニさんによれば、色の重ねで深みを出していけばよいということです。

この画をみて主人曰く”レタスみたい”でした。そういえばそうでした。

二枚描いてみました。花の色はホルベインのルミナスのバイオレットとピンクをつかっています。ホルベインの絵の具は日本ではウィンザー ニュートンとは比べようもないほど廉価ですが、カナダ、アメリカでかうと、英国製と同じくらい高い値段で販売されています。







なんか面白くない画にしあがりました。あまり動きがないせいでしょうか、それとも構図がよくないのかしら…

2011年4月7日木曜日

一回目のコースは1月22日~2月26日(2011年)まで。

一度目のコースではすべてをすばやくカバーしました。
使う絵の具、筆、紙などの説明、講師のエリザベス マンシーニ先生は、ヘンリー マンシーニのご親戚とか…。このコースの教科書は、”Blue and Yellow don't make Green", "青と黄色は緑にならない” とでもいうんでしょうか。これをよく読んで理解するとうのがひとつの要点でした。




日本でもこの方法で混色を教えていらっしゃる講師の方のコースをネットで見たことがあります。
この本を読んでよかったのは、理屈を理解していないときに思っていた疑問が解決したことでしょうか。たとえば、紫色があるときはきれいに作れ、あるときはにごった色になるのはなぜかを理解できたことです。絵の具の混色経験があさくても上手になれる方法を教えてくれる本です。

筆はウィンザー ニュートンのシリーズ7、コリンスキー セーブルの4、か5号です。
紙は Archesの300gのホットプレスです。
絵の具はダビンチ(アメリカ製)とウィンザー ニュートンです。色によってはホルベインのものもつかいました。また緑色はすでに混色してチューブにはいっている、サップグリーンなどは光によって褪色しやすいので使わないそうです。しかし、多くの画家が使っているのでこれはどうなんでしょうか。もともと水彩画を直射日光の当たるところに置くことが間違いではありますので。

マンシーニ先生、親切な方で絵の具を12色すべて、パレットに用意してくださいました。これからも続けていく生徒だけではないからだそうです。

ではこのコース期間中に描いたもう一種類のベゴニアです。







ベゴニアを描いた感想としては、ボタニカルアートはゆっくりと観察しながら丁寧に描く…ということでしょうか。それと葉の重要さを実感しました。

2011年4月6日水曜日

ボタニカルアート…すばらしい日本人アーティストを山盛りみっけ。

イングランドやアメリカでボタニカルアーティストとして有名な日本人女性たちが、山盛りいらっしゃるのを発見しました。植物が美しい上に、それをとても美しく、且つ正確に描いています。感動!

感動して、ボタニカルアートを1月の末から学び始めました。進歩の過程が後で見れたら、励みになるかもしれないと思い立ち、画日記をスタートします。しかしタイミングよくこのコースを申し込んだすぐ後で、右手首を骨折、でもあきらめないでやってみます。

いままでごく普通の花の画などを気楽に描いていました。
それも楽しくて、自分のガーデンに咲いてくれる花たちにご褒美。
でもボタニカルアートを生涯学習として、バンクーバーの美術学校でたった6週間のコースですが
習うことにしました。ちゃんと習ったことのない私にはいいかなぁ…とおもって。
ここバンクーバーでは、唯一ボタニカルアートが習えるコースのようです。
ヨーロッパやカナダの東側、アメリカにはコースがいっぱいあるのにね。
ここの人たちには、そういう趣味がないらしい。

さて、コース初日、とってもたったの6回しかありませんが、はコースの内容や、いろいろな道具や本の紹介でした。概要を説明していただきました。

そして実際に描こうとする前に実験。目をモデルの花から離さず、ひたすら紙と鉛筆を見て一筆、つまり、鉛筆を紙から放さないで描く実験をしました。
これで学んだことは、人間は思い込みで画を描き易いということでした。
ボタニカルアートはよ~くみて、またよ~くみてから描きます。頭にある概念で描いてはいけません…というレッスンでした。






友人から骨折のお見舞いにいただいた、ベゴニアをえがきました。
まだボタニカルアート、そのものの描き方がよくわかっていません。